樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

小さな挫折の積み重ね

私は今、猛烈に仕事へ行きたくない。仕事のことを考えるだけで、憂鬱で憂鬱で仕方ない。

そうなってしまったいちばんの原因は、私の考え方と職場の考え方が全く合わないこと。

仕事を始めた頃は、自分の気持ちをまわりに伝える努力はしていた。でも、私以外の人たちが全員私と違う考え方を持っていれば…私の考えなんて埋もれてしまうわな。

 

仕事を始めてから、今まで私は小さな挫折を繰り返してきた。その時その時で何とかごまかし、堪えてはきたけれど…小さな挫折が積み重なって…気づいた時には、気持ちがポッキリと折れてしまっていた。

今となっては、まわりにもう何も話すことはない。話す気にもなれない。話すこともなく、ただ淡々と黙って仕事をこなすだけの毎日…幾重にも蓋をされた気持ちは、ちょっとやそっとでは開かないのだ。

 

もうこれ以上は無理だと思い、退職のお願いをしたのだが…辞めると言い出した途端に、まわりの人たちが掌を返したように優しくなった。気持ちに余裕がないのなら、休みを取ってもいいとまで言ってきた。

とりあえずその言葉に甘えることにして、休む日を増やしてもらった。とは言っても時給制のパートなので、単にお給料が減るだけなのだけれど。

でも…これでは、辞めるに辞められないじゃないか。休日が増えたところで、根本的な問題…基本的な考え方の違いは、もう解決しようがないのだから。

 

これも経験のひとつ、なのだろうか。

ドラマ半沢直樹で、ミスをした女性大臣が幹事長に辞職願を出したところ、あなたは票を集める広告塔だから、お人形として役に立つうちは頑張りなさい…と言われていた。恐ろしい場面だった。

今の私は、これに近いものがあるかもしれない。専門職であるが故に、すぐに代わりが見つからないの…と言われてしまったのだ。

規模の大きさはあれど、権力がものを言う世界は本当に恐ろしい。人ひとりなんて簡単に飲み込まれてしまうのだ。

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私はこのまま、憂鬱を殺しながら仕事を続けていたら、いったいどうなってしまうのだろうか。

もし絶望に打ちひしがれて、魔が差しそうになったら…その時は、本気で退職のお願いをしなければいけないと思っている。

それにしても、権力やしがらみ、人の良心につけ込むやり方…仕事を辞めることが、こんなに大変なことだとは思ってもみなかった。

でもまぁ、こうしてここに胸の内を書き綴るだけでも、私の気持ちはだいぶ救われています。