樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

見栄っ張り世代の人たち

私の親世代である、60代から70代の人たち…見栄っ張りな人が多い世代だと思います。育った時代背景がそうさせるのかもしれませんが…具体的にエピソードをいくつか書いてみます。

 

見栄っ張りファイルNo.1  園長先生(60代)

園長先生としてのバイタリティは素晴らしいと思いますし、園を率いる求心力はものすごくあります。ただ…面倒な仕事が苦手で、部下に押し付ける悪い癖があります。事務関係のことは、事務員の私に丸投げすることも多いです。

先日他園の園長先生と、事務手続きのことで電話相談をしていましたが、園長先生だけでは対応できなくなり、途中で私も呼ばれました。

私が電話でその先生の話を聞きながら相談に乗っていると、園長先生…さも「わかっている風」に相槌を打ったり、そうそう、そうやればいいのよね!などと電話口のそばで言っていて…あの、あなたが対応できなかったから私が呼ばれたんですよね?わかっているふりをしていますけど、全然わかってないですよね?

その先生は面倒な事務手続きをひとりでやられているので、つまづくポイントとかが私にもよくわかります。実際に取り組んだ人でなければわからない内容に、仕事を丸投げしている園長先生が見栄を張って入ってこなくてもいいのに…他園の園長先生の手前、立場上無理して合わせちゃっているその姿…私には滑稽に映りました。めちゃめちゃダサいやん!って思っちゃいました。

 

見栄っ張りファイルNo.2  前任の事務員さん(60代)

園長先生と同級生の前任事務員さん。私が仕事を始めた当初、丁寧に引き継ぎの作業をして下さっていました。しかし、とある日を境に…彼女がヘソを曲げてしまい、引き継ぎ作業を一切してくれなくなったのです。中途半端な状態になり、自分で調べなければいけないことも多く、正直キツかったです。

後々になってわかったことですが、実は彼女、事務の仕事に自信がなかったようなのです。徐々に仕事を覚えてきた私に対して、ある意味でコンプレックスを抱いていたようで…事務員の先輩として、見栄を張って無理していた気持ちが途中で折れてしまい、私のちょっとした言動にヘソを曲げてしまったようですね。

彼女は私に対して、見栄を張って先輩風を吹かせたかったのかもしれませんが…そのせいで結局引き継ぎが中途半端になり、仕事上わからないことも多く…とっても苦労しました。

 

見栄っ張りファイルNo.3  うちの母親(70代)

ザ・見栄っ張りのうちの母親。私の娘(母親にとっては孫娘)のひな人形を一緒に買いに行った時のことです。

我が家は狭いので、ケース入りの小さいもので十分だと伝えたのですが…それでは母親の気が済まなかったようです。せっかく買うのなら、せめて3段くらいはある段飾りのものにしなさい!とお店で押し切られ…お店でいつまで言い争いをするわけにもいかなかったので、結局3段飾りのひな人形を買ってもらう羽目になりました。でも、我が家に段飾りを置くスペースはなく…仕方なく、隣に住んでいる祖父母の家に置かせてもらうことになりました。

せっかくの、娘のためのひな人形なのに…わざわざ隣の家に行かなきゃいけないなんて。うちの母親のくだならい見栄のせいで、娘はひな人形を見る機会が少なくなり…ひな人形に対する愛着自体が薄くなってしまいました。

この他にも、うちの母親のくだらない見栄のせいで、私たちは結構振り回されています。もう、見栄っ張りに付き合うのはほどほどにしておこうと思います。

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追記:この60〜70代に属している人の中で、見栄を張ることなくしなやかに生きている方たちも、もちろんいらっしゃいます。

70代の保育士のおばちゃまは、笑顔を絶やすことなくマイペースでお仕事をしている姿が素敵だし、60代のホースセラピーの先生は、ご自身の信念に基づいて突き進む姿がカッコいいです。

私も、今後は素敵なおばちゃまを目指します(^_^)