樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

悩んで、学んで

私が今の仕事=保育園事務を紹介してもらったのは、2年ほど前のことでした。

仕事を始めた頃は、本当に苦労の連続でした。まずは、前任の事務員さんとの引き継ぎがうまくいかなかったこと。ある日を境に、完全にヘソを曲げてしまった彼女…理由はいろいろあったのでしょうが、中途半端な形で引き継ぎが強制終了してしまい、わからないことをひとつひとつ自分で調べるのが本当に大変でした。

そんな私の苦労を、まわりの保育士さんたちに理解してもらえなかったのも辛かったです。職種が違うとはいえ、入ったばかりの人間の言うことなんて、なかなか信じてもらえないってことも、よくわかりました。

それでも、自分のやるべきことを1つ1つこなしていくにつれて、まわりの人たちの態度も少しずつ変わり始めました。事務員さんとして、保育士さんたちに頼られることも増えてきました。

 

そんな矢先に、今度は園長先生に仕事を無茶振りされることが増えてきました。恐らく前任の事務員さんも、こうして園長先生に無茶振りをされてきたのだと思いますが…事務員としての業務を超えて、本来なら園長先生がやるべきことまで任されるようになってしまいました。

入ってたかが1年ほどの人間が、園の経営のことなんてわかるはずもなく…この頃から、仕事と家とのバランスが崩れ始めてきました。家がみるみる荒れて、子供たちの面倒を見る余裕がなくなっていきました。

 

そして、私の中で決定打となったこと。それは、保育士の先生たちが、発達障がいを抱えている園児のことを煙たがっていたこと。

私自身が発達障がい児の親ということもあり、先生たちのあまりにひどい言い方が…耐えられなくなってしまったのです。

 

やがて、私の体がSOSを発してきました。強烈な生理不順に襲われ、お腹が苦しくなってしまったのです。

これはもう、やめた方がいいのだな…と判断して、退職の打診をしました。一度は引き止められて、仕事量を減らして対応してみましたが、それでも体調は完全に戻りませんでした。結局、再び退職のお願いをしました。今度は受け入れてもらえました。

 

そして今。あれだけ苦しかった生理不順が、嘘のように治っちゃいました。先日久しぶりに生理らしい生理が来て、今まで溜め込んでいたものが一気にドバッと出てきました。(表現が…不快になったらごめんなさい)

仕事場での人間関係も、あれだけ悩んでいたのが嘘のようです。実に穏やかな気持ちで仕事ができています。

ダメなところばかりが見えていた先生方の日々の指導も、子供たちのことをよく見てくれているのがわかってきたし、親御さんとのやりとりの中で苦労されている部分もわかります。

いろいろと悩んできて、いろいろな目線を持つようになって…私もここで、いろいろと学ばせてもらったのかもしれませんね。

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そして今度は、私が次の事務員さんに仕事を引き継ぐ番です。

前任の方のような、個人感情入りまくりで途中で投げ出すような最悪の事態にはならないと思いますが…なるべくシンプルに仕事内容を伝えられるように…とか、困ったときに頼れるマニュアル作りとか…自分なりに考えて準備を進めています。

今の私、自分でもびっくりするくらいに清々しい気持ちです。いろいろありましたが…本当にお世話になりました!