樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

食育の大切さ

私がお勤めしている保育園の、主任さんの話です。

彼女は保育園の要として、保育のこと、先生方のシフト管理、保護者対応や対外的なことなどを一手に引き受けています。能力が高い先生なので、まわりに頼られることも多く、とっても忙しい毎日を送っています。

そんな彼女には、中学生のひとり息子がいます。話を聞いていると、とっても活発な様子の息子くん。友達も多く人気者のようです。

 

しかし、ママにとって大きな悩みが…食が細く、なかなか体が大きくならないのだそうです。食に対する興味も薄く…給食もマズい!と言って、ほとんど食べないのだそうです。

給食を食べずに帰宅する息子くん。さすがにお腹が空いてしまい、冷凍食品をチンして食べたり、お菓子類を適当に食べたりするようです。

ママが仕事を終えて帰る頃には、もうクタクタでご飯を作る元気はなく…夕食は買ってきたものや冷凍食品で済ませてしまうのだそうです。息子くんは帰ってきてからつまみ食いをしているので、夕食は量をたくさん食べられないようですね。

 

…と、ここまで聞いて私は思いました。

息子くん、そりゃ体が大きくなる訳なんてないよなぁ…と。

これはね、ママを批判しているんじゃないですよ。彼女は一生懸命仕事をしているのですから。

でもね、子供の成長には、やっぱり食育って大事なんですよね。

 

食育と言っても、栄養バランスに気をつけなさい!とか、そんなことを言いたいのではなくて。

子供にとって、ママが作ってくれたごはんを食べることとか。自分が好きなものが食卓にあってテンション上がったりとか。そういうのって、けっこう大事だと思うんですよね。

 

そういう私も、はっきり言って料理は手抜きです。でも…例えば娘には、ご飯に市販のミートソースかけて、冷凍ほうれん草をのっけて、ホワイトソース(時間があれば手作り)をかけて、溶けるチーズのっけて、トースターで7分チン!

ハイ、なんちゃってミラノ風ドリア〜!これだけで、娘はものすごくテンションが上がります。

息子には、ひきわり納豆に冷凍ほうれん草とシラスと鰹節を混ぜ混ぜするだけ。

ハイ、なんちゃって納豆和え〜!これをかけるだけで、息子はご飯をバクバク食べてくれます。

こんな手抜き料理ばかり食べていても、うちの子供たちは2人とも、同じ学年で1.2を争う背の大きさなのです。

f:id:hattatsumamajuan:20210311142841j:image

外食をした時とかに、子供が何を頼んでいるのか?で、ある程度の食の好みはわかりますよね。

手抜きであっても、自分のことを考えて作ってくれた料理だったら、子供はきっと美味しく食べてくれるんじゃないかなぁ?って、私は思います。

まぁ、主任の彼女はあまりに忙しすぎるので、今この話をするのは…やめておこうと思います。

息子くんは痩せているのかもしれないけれど、彼女が一生懸命働いたお金で豊かに暮らしていることには変わりないのですからね。