樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

アラート発動!

4連休が始まった今日、新型コロナウイルスの感染者数が各地で過去最多を更新してしまいました。東京に関しては、初の300人超えです。

そんな中で始まった Go To キャンペーン。多くの人が、このキャンペーンを利用して、感染拡大に気をつけながら旅行を楽しんでいるようです。

 

感染拡大防止策と、経済活動の両立という難しい取り組みが続いています。何が正解なのか?そもそもみんなが納得する正解なんてないのか?全くわかりませんが…

このまま行ったら2週間後どうなってしまうのか?を想像すると…どう感じますか?

個人的には、少し気を引き締めて考えた方がいいような気がしますが…

 

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久しぶりの万華鏡の世界。そこには、注意喚起のイエローがふんだんに散りばめられていました。

この4連休が正念場かもしれません。今一度初心に戻って、この画像で独自にアラート発動!したいと思います。

 

 

憶測、というお節介

俳優の三浦春馬さんが急逝、しかも自殺との衝撃的なニュースが飛び込んできた。テレビやネットでは様々な憶測が飛び交い、いろいろな方が追悼のコメントをされている。

多くの方に惜しまれ、この人は本当にいい人だったのだと思う。いい人すぎて、周りに迷惑をかけまいと、1人でいろいろなことを抱え込んでしまったのかもしれない。でも、彼が亡くなってしまったという事実は覆らない。彼は死んでしまったのだ。

 

彼が亡くなってしまった以上は、その本当の理由は調べようがない。彼の人生や彼の本当の思いは、彼自身にしかわからないのだから。

いい俳優さんだったのに…とか、才能があったのにもったいない…とか、周りの人は思うかもしれないが、彼は死にたいほどの何かを抱えていたのだ。

死んでしまう前に、気づく人がいたらよかったのだけれど…今それを言っても仕方ない。時間がかかっても、彼の死を受け止めるしかないのだ。

 

この話を聞いて、私は飯島愛さんを思い出した。彼女も三浦さん同様、みんなに愛される本当にいい人だった。そんな彼女もまた、早くして亡くなってしまったひとりで…彼女の場合は自殺ではなく、孤独死であったと思う。

彼女が芸能界を引退する時に、芸能界の人たちはみな反対していた。霊能者の木村籐子さんも、引退を撤回するように熱心に説得していた。でも、彼女は一度決めた引退を覆すことはなかった。

引退後も、彼女が本来やりたかった事業展開をしているニュースなどが報じられていたが、残念ながら彼女も早すぎる死を迎えてしまった。

周りの人から見れば、やはりあの時に引退を撤回していたら、違う人生が待っていたかもしれない、と思うだろう。でも、彼女が決めたこと、彼女が決めた人生には、誰も口出しはできないのだ。

 

人生は、どんな人生であっても、その人だけのもの。

周りから見てどう映ろうが、それがその人の決めた人生。たとえ自殺という選択をしたとしても。

 

ただ…自殺をしたあとに残された人の思いとか、影響とかは…計り知れない。

私の身近にも、自殺をした女性がいる。その方は特殊な境遇で…一旦は普通に結婚して2人の子供が生まれたものの、その後離婚し、運命的に出会った同性のパートナーと子供たちと暮らすことになって…その矢先に、突然自宅で自殺してしまったのだ。

残されたパートナーの女性は、彼女が自殺した家に今もそのまま暮らしている。2人の子供たちも引き取って育てている。

普通に考えれば、ありえない選択だと思うが…パートナーの女性と子供たちと、時には子供たちのパパも一緒になって、日々の生活を営んでいる。

今の暮らしに至るまで、いろいろな思いとか、葛藤とか、選択とかがあっただろうが…多くのことを乗り越えて、今を生きている彼女たち。私は素直に、素敵な家族だと思っている。

 

人生にはいろいろなことがある。自殺という行為は、本来ならば決してしてはいけない行為だとは思うが…そこに至るまでの思い、葛藤、その他もろもろは本人にしかわからないこと。そこをあれこれ詮索し、憶測で判断するのは大きなお節介だと思う。

今は三浦さんのご冥福を祈りつつ、彼が残してくれた作品に思いを馳せつつも…今後このような悲しい思いをしないように、自殺は決してしてはアカンよ!と伝えていかなければいけないと思っている。

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全ての人が等しく生きる権利

基本的人権
第11条 国民は,すべての基本的人権の享有を妨げられない。この憲法が国民に保障する基本的人権は,侵すことのできない永久の権利として,現在及び将来の国民に与へられる。

…日本国民であれば、日本国憲法によって、基本的人権が尊重されるはずである。どんな人であっても。たとえ障がいがあっても。

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私は激しく怒りに震えている。…いや、悲しみに打ちひしがれている。

原因は、集団行動を良しとする日本の教育。

みんなと同じことができなければ、まるで後ろ指を指されるかのような扱い。

先生たちの手を煩わせる子は煙たがられる。

保育園も、幼稚園も、小学校も、中学校も、高等学校も…どこも大差はない。

 

優等生は先生に可愛がられ、劣等生はシカトされる。

発達に問題のある子を吊し上げるかのような会議。

手を煩わせる子が熱を出したと聞いて、これでお迎えを呼べる!と大喜びする先生たち…もう言葉にならない。

 

かつては私も高校教師として教壇に立っていた。

その時は、目の前のことで精一杯で、こんなことなど考えもしなかった。

そして今、親になってみて…発達障がい児の親になってみて、気づかされたことがたくさんある。

 

きっと先生たちは、自分たちが正しいと思って、自分のやるべきことを精一杯やっている。

そんな中で、最近手のかかる子たちが増えていることに対して…信じられない発言を当たり前のように繰り返している。

確かに先生たちは大変そうだし、発達に遅れのある子は専門のところへ行った方がいい、とは思う。

にしても…ひどすぎやしないか?

 

うちの子供たちは、発達に遅れはあっても、人と違うところが多くても、日々を精一杯生きている。

本来ならば、先生たちは日々悩める親子の味方になってくれるはずである。

確かに最近は、モンスターペアレントなる勝手な親御さんも増えてきてはいるが…

でも、でも…この状況はあんまりだ。

子供たちは、日々繰り返される状況を、小さい体で、どんな気持ちで、受け止めているのだろうか。

 

先生であることを忘れてしまった先生たち。

日々の忙しさにやられてしまっている先生たち。

 

私は、ただ、どうにもならない今の状況が悲しいだけ。

果たして、今の私に…何ができるのだろうか。

 

優しい人が好きだ

 

私は、優しい人が好きだ

 

優しい人、とは…

相手のことを本当に考えて動く人

時には厳しい意見を言える人

必要以上に出しゃばらず、見守れる人

まわりのことが見えている人

基本的には控えめな人

いざという時には強くなれる人

笑顔が素敵な人

一緒にいてホッとできる人

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私は、優しい人が好きだ

私も、そんな優しい人になりたい

 

 

鎧を脱いだ時に現れる、本当の姿

私はアドベンチャー映画が大好きです。有名なところでは、インディ・ジョーンズネバーエンディング・ストーリー、マイナーだとキング・ソロモンの秘宝という愉快な映画もあります。どの映画も10年以上は前のもの、世代がバレますね…。

そんな中で今回話題にしたいのは、ハムナプトラという映画。エジプトの遺跡発掘から、やがてミイラとの戦いへとつながるお話です。確かパート3くらいまで作られたと思いますが、今回はパート2について取り上げます。(ここからは内容のネタバレになります。)

 

主人公はリックという冒険家と、妻のエヴリン。敵のイムホテップは、古代エジプトで王様の妃と男女の関係になり、その関係がバレてしまって処罰を受け、生きたままミイラにされてしまった人物。

王の妃の生まれ変わりであるアナクスナムンが、このイムホテップを呪文で現代に復活させてしまいます。ミイラとして強大な力を持ち、リックとエヴリンに襲いかかるイムホテップ。

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そして舞台は、宝があるとされる黄金のピラミッドへ。そこでは恐ろしいサソリの怪物が番人をしていました。

ミイラであるはずのイムホテップ、ピラミッドに入った途端にミイラとしての力を奪われ、単なる人間の力しか持てなくなります。ミイラとしての強さを奪われたイムホテップは、掌を返してサソリの怪物の手下となってしまうのです。

リックとイムホテップは、ひとまずサソリの怪物を倒すべく協力します。そして、何とかサソリの怪物を倒して奥へ進むと、ピラミッドが崩壊し始めてしまい、地割れが起きて…2人は裂け目から地獄へと落ちそうになってしまいます。

 

ここでリックは、エヴリンに危険だから逃げろ!と言います。しかしエヴリンは、落石の危険をかいくぐって、リックを助けに行くのです。

一方でイムホテップは、アナクスナムンに助けてくれ!と叫びます。しかし、恐れをなしたアナクスナムンは、イムホテップを置いてその場から逃げ出してしまいました。

愛する人に逃げられたイムホテップは絶望して、自ら地獄へと身を投げたのです。そして逃げ出したアナクスナムンは、焦るあまりに足を踏み外し、スカラベという人食い虫の池に落ちてしまいました。

 

…ミイラとしては強大な力を持っていたイムホテップも、その鎧をもぎ取られてしまったら、中身は弱い人間の姿でした。そして愛する人をわざわざ復活させたアナクスナムンも、いざという時に弱さを露呈し、愛を貫くことができませんでした。

まぁアドベンチャー映画のお話なので、善悪がわかりやすく描かれているのですが…鎧を脱いだ時の本来の姿で、どれだけ戦えるのか?

何が起きてもおかしくなく今、そんなことを考えながら…この映画のことを思い出したのでした。

 

 

決断力と、実行する勇気

まだまだ治まる気配のない豪雨災害と新型コロナウイルス。災害や医療の現場では、終わりのない戦いが続いています。

 

先日とあるテレビ番組で、新型コロナ患者を受け入れている病院での、医師や看護師の奮闘ぶりを密着して伝えていました。

患者さんに取り付けられている人工肺の交換作業の場面。交換している間は人工肺がストップしているので、まず求められるのは迅速さ。そして、管の中に空気が入らないように、細心の注意を払わなければいけません。これらがうまくいかないと、患者さんの生命の危機となってしまいます。医師と看護師4人でチームとなり、せーの!と声をかけて、一気に取り替える…うまくいきました。素晴らしいチームワークでした。

看護師さんが新型コロナ患者の身の回りのお世話をする場面。コロナウイルスから身を守る防護服やフェイスシールドが、作業効率を悪くします。床擦れを防ぐために体勢を変えるのもひと苦労…でも、看護師さんたちは笑顔で業務をこなしていました。極限状態のはずなのに、笑顔で対応できるなんて…素晴らしいと思いました。

 

一方で豪雨被害の大きかった地域でも、ちょっとの判断で生死を分けています。

濁流に飲み込まれそうになり、柵に何とか掴まっている状態のご夫婦。近くにいた方が、その場にあった何かしらの紐を投げてあげたそうです。その紐を手にした旦那さんは、まずは奥さんの手を紐で柵に括り付けたそうです。次に自分の手を、と思ったところで、何と濁流に飲み込まれてしまい…残念ながら、旦那さんの方は助からなかったそうです。

 

新型コロナで、豪雨災害で…極限状態にいる方の、命を守るための決断力と行動力。とにかく動くしかない、やってみるしかない中で、迷わず実行する勇気。うまくいく場合もあれば、うまくいかない場合もありますが…いざという時の人間の力って、本当にすごいと思います。

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自分たちも、いつ何に巻き込まれるかわからない…という気持ちを、常に持っている必要があるかもしれませんね。

しあわせな、優しい空間

今日は日曜日。私たち親子にとっては、週に一度のホースセラピーの日でもあります。

馬たちがいる牧場は、海沿いの高台にあります。広がる空はどこまでも高く、見渡す海はどこまでも青く…馬や犬、鳥やメダカやカメにカエル?などの動物たちも、思い思いに過ごしています。

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高台にある牧場なので、天気の影響を受けやすかったりもします。日差しが強い日、風が吹き抜ける日、ザーザー雨の日、ポカポカ陽気の日…ちなみにこの日は、風が強いものの日差しも結構強くて、油断した私は日焼けをしてしまいました。

 

そしてセラピーには、基本的に何らかの障がいを抱えた子供たちがやって来ます。特に多いのは、感情のコントロールがうまくいかない子供たち。

馬に乗るのは大好きだけど、今日はなぜか乗りたくない。そんな日もあります。

今日来るはずの男の子。時間になってもなかなか姿を現しません。しばらくして牧場下の駐車場に着いたものの、なかなか車から降りてきません。どうやら、今日はあまり乗り気ではないようで…

その様子を見て…牧場の職員の方が、担当する馬を連れて彼のところへ迎えに行きました。ところが、それが逆効果だったのか?彼の泣き叫ぶ声が駐車場から響いてきました。しばらくの間、付き添いのパパと職員の方とで粘っていましたが…結局今日は諦めて、彼はそのまま帰って行きました。

 

私はその様子を、残念だけど仕方ない…なんて思いながら、牧場から見ていました。職員の方と馬は、担当する子が帰ってしまって牧場に戻ってくるかと思いきや…駐車場からそのまま散歩へと出かけて行きました。

私はちょっとだけ驚きましたが…馬にとっては、せっかくお迎えに牧場から出たのに、そのまま小屋に戻るのはつまらないですよね。職員の方は馬の気持ちを考えて、子供がいない状態でも散歩に出てあげたようですね。

 

セラピーに来る子供たちの気持ち、セラピーのお仕事をする馬の気持ち…職員のみなさんは、いろいろな立場を考えて動いています。だからこの牧場は、とっても居心地が良いのです。

週に一度のしあわせな、優しい空間。ひそかに私自身が癒されています(^_^)