先日とある人と話していて思ったこと…その人は家族のことで悩んでいました。
家族に対する自分の思いが、他の家族になかなか伝わらない…家族はこうあるべき、こうなってほしい!でも現実ではうまくいかずに、そのことで寂しい思いをしているのだそうです。
でも…理想の家族って、何だろう?
その人が思っている「理想の家族」と、他の家族が思っている「理想の家族」は、もしかしたらかなり違うもの、なのかもしれません。
きっとみんな好きな人と結婚するときは、これで私は幸せになれる!幸せな毎日が待っている!と思うのではないでしょうか。でも、いざ結婚してパートナーとの共同生活が始まると、まずは育ってきた環境の違いや価値観の違いにブチ当たります。まずは2人でそこを乗り越えられるかどうか?が試されます。
そこを乗り越えたとしても、その次…家によってはやがて子供が産まれて、その子が成長し意志を持ち始めると、家族に新たな価値観を持つメンバーが増えるのです。
家族であっても、パートナーや子供であっても、基本はひとりの人間。考えていることが全く同じということはあり得ない、と私は思います。
その価値観の違いを嘆くのか?それとも楽しむのか?で人生は大きく変わってくるのではないでしょうか。
私も以前は、旦那との価値観の違いを嘆き、何でわかってくれないの?と悩んでいました。
でも、子供2人が発達障がい児として産まれてきて、彼らと一緒に過ごしているうちに、ありのままを受け入れることの大切さに気づくようになりました。
なぜ人は結婚して、家族となるのでしょうか。
最初から完璧に、ピタリと考え方が合う家族…一見幸せなように見えますが、そこには日々の学びも、新たな発見もありません。そんな家族は、たぶんすぐに飽きてしまうでしょう。
違いがあるから発見があり、成長があります。そうして理想の家族に近づいていくのだと思います。
その過程を楽しめる私たちは、なんて幸せなんだろう!と思いませんか?
旦那と、娘と、息子と、私。みんな違ってみんないいのです(^_^)