樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

善と悪、光と闇、そしてChaos

私が住んでいる千葉県南房総地区を台風か襲ってから10日ほどが過ぎました。私のまわりの人たちは、徐々に日常を取り戻しつつありますが、中には今も停電、断水に苦しんでいる方もいらっしゃいます。

そんな中、毎日行き交う停電復旧に奔走する方たち、自衛隊災害派遣の方たち、ボランティアの方たち…本当にありがとうございます。

そんな中で、災害のドサクサに紛れて、高齢の方に詐欺を働く輩も出入りしているとのこと。もう、情けなくて言葉にならないです。

とにかく、普段は静かな田舎町が、テレビの報道の影響もあって大変なことになっています。人の多さ、車の多さ、自衛隊やら東電パワーグリッドやら炊き出しやら…いろんなエネルギーが渦巻いています。

 

前回の記事でも触れましたが、今回の台風被害で、私自身はダークサイドに傾いていました。自分のところが被害が少なく停電もしなかったことで、まわりの目を気にし過ぎてしまったり、ボランティアに出られない自分の無力さを責めたり…とにかく凹んでいました。

平常を取り戻した今となっては、あの時の凹み具合は何だったのだろう?とさえ思いますが、まわりのエネルギーの影響とか、自分自身の不安定な感情とか、ダメな時はダメなんですよね。

一方で、今回の台風被害をきっかけにして、引きこもっていた子がボランティアに目覚めたという話も聞きました。いいきっかけになる場合もあるんですね!

 

私たちは、物事を二極化して考えがちです。善と悪、光と闇、陰と陽など。

自分にとって都合のいいもの、自分の考え方に沿ったものが自分にとっての善となり、それ以外のものは全て悪となる。

互いの悪を何とかして改善しようとすれば、互いに思いがぶつかり合って、ゆくゆくは戦争になってしまう。

この世には、善も、悪も、光も、闇も、全てが存在する。

大事なのは、悪をなくすのではなく、闇を消し去るのでもなく、存在を認めて、折り合いをつけること。

つまり、この世はChaos、混沌の中にある。

 

今私たちの地域には、そこいら中に瓦礫が散乱している。屋根にはブルーシートと土のう。壊れた車の窓にはガムテープとダンボール。

その中で、炊き出しの美味しそうなご飯に集まる人たちがいる。美味しそうだし、みんな実に楽しそう。

でも私は、そこには並ばない。その炊き出しに特に行きたくなければ、無理に行く必要はないのだ。

 

この世はChaos。何でもあり。

その中で、自分は何が楽しいのか。どこにいる時にありのままの自分でいられるのか。

今回の台風被害、私はこれまでの自分の生き方を見直すきっかけになりました。

現時点で私が出した答えは…発達障がいの子供たちと共にあること。

私はやっぱり、自分の子供たちも含めて、あるがままに生きている、特徴の強さを持つ子供たちに魅力を感じます。

発達障がいの子供たちとどんな形で関わっていくかはまだわからないけれど…私は自分の楽しい!好き!をもっと大切に、これから生きていこうと思います。

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