樹安の日々インスピレーション

日々の生活の中での気づきを、徒然なるままに

寂しかったこと

学校の休校状態が続いています。現時点では5月の連休明けに再開予定ではありますが…今の状況を考えると、残念ながら休校が再延長される可能性も大きいですね。

うちの子供たちが通う小学校では、毎週課題が用意されています。週の始めに学校へ取りに行くのですが、感染予防の観点からか?非常口付近に長机が用意されて、学年ごとに袋詰めされた課題の中から自分のハンコが押してある袋を選んで、持って帰るだけ、というシステムを取っています。

つまり…先生にも、友達にも、誰にも会わずに帰ってくるのです。

週始めの今日、子供たちと一緒に課題を取りに行きましたが、やはり誰にも会わずに帰ってきました。せっかく学校へ行ったのに、先生にも友達にも会わずに帰ってくるって…何とも言えない寂しさがありますね。特に下の息子は、いつまでも名残惜しそうにしていました。

 

こういう時期だから仕方ない。それはわかっています。

でも、この状態が続くことで、子供たちが何を感じるのか。

寂しさだったり、つまらなさだったり…我が家では生活リズムも崩れてきてしまっています。

 

学校の先生たちは、とかく勉強面ばかりを心配されています。確かに学力低下は心配のひとつではあります。

しかし、私が心配しているのは、学校生活が失われたことによる情緒面の不安定さの方です。

学校に行くことで、先生や友達から得る刺激だったり、行事に参加することで得る経験だったり…運動会、学芸会、校外学習、修学旅行など、今の時期に必要な経験が失われることの方が、私は怖いのです。

 

この新型コロナウイルス、いつ収束するのかは全くわかりません。大人である私たちが不安に思うくらいですから、子供たちが抱えているであろう不安な気持ちは、私たちの想像以上だと思います。

そんな子供たちに、私たち大人が今できることは…何なのでしょうか。

少なくとも、将来に絶望することのないように…そして、今の閉塞感に飲み込まれないように。

多少宿題が疎かになっても、日々を前向きに、元気に過ごすことの方が、私は大切だと思います。

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